columns コラム

当協会の寺社振興への視線

外国人旅行者の急増と寺社活動の活発化

日本への外国人旅行者数が初めて1000万人を超えたのが平成25(2013)年のこと。令和元(2019)年にはその数が3000万人に達し、新型コロナ蔓延による来日数の激減後、令和5(2023)年には2507万人まで回復し、令和6(2024)年は更に増加し、今後もこの傾向が続く見込みです。

多くの外国人が日本を観光するようになった状況は、寺社の変革にも大きな影響を与えました。当協会では、「訪日外国人の神前結婚式(寺社Now2号)」「世界中から参拝客が集まる美術館のようなお寺(寺社Now3号)」「世界に誇る信仰、平成の神仏霊場巡拝の道(寺社Now6号)」など、訪日外国人旅行者の増加に伴うさまざまな取組みを取材し、多方面から多くの反響を頂きました。
この反響は、このような動きに対する寺社の動向が注目されている、ということを意味しているのでしょう。

その後、寺社の変革に共鳴するかのように、地域が寺社との連携を考え、多くの取り組みが生まれ始めました。当協会では、「地域の行政や組織と連携する寺社(寺社Now8号)」と題した特集を組むなど、各地で活発化する「観光まちづくりにつながる事例」にも注目してきました。

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