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二大毘沙門天 オンライン特別祈祷「毘沙門天 朔日参り」

当協会が運営事務局を務める『毘沙門の会』により、会社経営者や個人商店種を対象に、2020年8月1日(土)より毎月1日、全国の経営者の成功習慣となっている「毘沙門天 朔日(ついたち)参り」をオンライン有料ライブで配信しました。

商売繁盛オンライン祈願

商売の大・小、法人・個人を問わず、経営者・商店主・起業家が商売や人生の成功を祈願し、逆境や困難を克服してツキを呼ぶ「毎月1日の小さな習慣」。それをオンラインで提供するこの試みは、新型コロナウイルス蔓延(放映当時)により激変した生活様式に適応する、寺院参拝の新スタイル提案であり、また日本の宝である寺社文化を未来へとつなぐチャレンジでもありました。

毘沙門天と商売繁盛

毘沙門天は、江戸時代の豪商・鴻池善右衛門から経営の神様・松下幸之助に至るまで、「金運・財運」「商売繁盛」「心願成就」の福の神として信仰を集めてきました。これらの人々は、毎月1日の「朔日参り(ついたちまいり)」を欠かさず、商売や人生の成功を祈願する習慣が江戸時代の大坂(現在の大阪)から始まり、広く全国に普及しています。

日本最初の二大毘沙門天 朝護孫子寺と神峯山寺について

聖徳太子創建の信貴山真言宗 総本山 信貴山朝護孫子寺(奈良県生駒郡平群町) は、奈良と大阪の県境に連なる生駒山系の山懐に抱かれたその聖地で、太子が毘沙門天王を感得しその御加護により仏敵守屋を討伐し、自ら毘沙門天の御尊像を彫刻され、信ずべき貴ぶべき山「信貴山」と名付けられ、寺院を建立しお祀りになりました。一方、 1300 年の歴史を誇る天台宗 根本山神峯山寺(大阪府高槻市)は、 毘沙門天が日本で最初に祀られた毘沙門信仰の聖地として知られています。

役小角と両寺院の毘沙門天について

修験道の開祖である役小角(役行者)が葛城山中で修行をしていた時、北方に一点の光を見つけ神峯山寺・九頭龍滝に辿り着き、水神・金毘羅童子に出会います。金比羅童子は役小角に「この地に伽藍を建立するように」と告げ、童子は霊木から四体の毘沙門天像4体を刻みました。すると、一体は神峯山寺に留まり、二体目は京都・鞍馬山へ、三体目は奈良・信貴山へ、四体目は神峯山北峯へと飛び去ったと伝えられています。

両寺院のオンライン祈願について

《信貴山朝護孫子寺》

朝護孫子寺本堂で厳修される御祈祷は『大般若祈祷』と言われ、600巻の膨大な大般若経(大般若波羅蜜多経)を導士と衆僧が転読(盛大に読み上げて読誦)します。この転読の際におこる風(梵風)に当たると、無病息災になるといわれております。
この大般若経は教義の基礎になっているもので、信貴山においての御祈祷は、毘沙門天王尊前にての大般若祈祷が厳修されます。

《根本山神峯山寺》

神峯山寺化城院にて「毘沙門不動護摩祈願」として護摩焚きが行われます。毘沙門天は、世のため人のために尽くす人や、あらゆる戦いに向かう人を守る正義の味方とされており、護摩の炎から不動明王を通じて毘沙門天へ祈願を届けるのが、神峯山寺の「毘沙門不動護摩」です。

オンライン祈祷とリモート参拝チケット販売

この試みでは、新型コロナ禍によりリアル参拝・祈願ができなくなった方々に対して、寺院祈祷にリアルタイムで参加できる「オンライン祈願」を提供いたしました。事前に「リモート参拝チケット」を購入した祈願参加者毎に、願文・住所・氏名・年齢が墨書された護摩木(神峯山寺での祈祷に使用)が提供され、さらに祈願参加者には毎回、朝護孫子寺・神峯山寺それぞれの祈祷札(参加者の記名入り)が授与されました。
 つまり、護摩木・各寺院の祈祷札・祈願参加費用を「リモート参拝チケット」の形で販売しようとした試みでした。

なお、リモート参拝チケットは下記での購入が可能でした。

  • 「毘沙門の会」ホームページ
  • チケットぴあライブ動画配信「PIA LIVE STREAM」
  • ローソン「ローチケ」

毘沙門天 朔日参りアーカイブ

毘沙門天 朔日参り第1回ダイジェストは、下記よりご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=InXmsyRrzsY&t=4s

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