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『東急線 花御朱印巡り』を監修

鉄道沿線の寺社に注目した御朱印巡礼

鉄道の沿線には、数多くの神社や寺院が点在しており、多くの人々は日々の通勤・通学でこれらの神社・寺院の前を通り過ぎています。しかし、実際にその寺社の名前を知っていたり、そこに足を踏み入れた人は多くはありません。
私たちは鉄道沿線の神社・寺院に注目し、沿線住民や通勤・通学者の人々が地域文化や歴史を身近に感じられる寺社にご縁を持ってもらうことを目的に、「鉄道沿線御朱印巡り」を計画しました。

鉄道沿線寺社の御朱印巡礼、第1弾『東急線 花御朱印巡り』

鉄道沿線寺社に注目した御朱印巡礼の最初の取り組みとして、6ヶ月(2022年4月29日~10月31日)にわたる『東急線 花御朱印巡り』を実施いたしました。この取り組みは、当協会の監修の下、東急線沿線にある48寺社を巡る御朱印巡りです。
東急線18駅の窓口およびオンラインで、オリジナルデザインの専用御朱印帳と東急線全線が1日乗り降り自由の「東急線ワンデーパス」(利用日当日限り有効)をセットで販売しました。また、中目黒駅では、100個限定にて特別デザインの専用御朱印帳を収納できる本イベントオリジナルの巾着袋を販売します。

花御朱印とは?

花御朱印とは、四季折々の花々と御朱印巡りを一緒に楽しんでいただける、花をテーマにした特別な御朱印です。
当企画では、花びらをイメージした特別御朱印用紙を採用しました。

花御朱印巡りの目玉:ロスフラワーによる花手水

神社や寺院で参拝前に手や口を清める水、またはその行為を『手水(ちょうず)』といい、それを行う施設を手水舎(ちょうずや、てみずや)といいます。当企画の花手水は、実施期間が新型コロナ禍の最中で手水が使えない時期だったこともあり手水鉢に花を浮かべました。

花御朱印は、単に御朱印巡りを楽しんでいただくだけでなく、それが社会課題解決に繋がる催事となることを目指しており、ロスフラワー活用もその一環として実施しました。
多くの寺社による花手水は評判を呼び、特に多くの女性が実施寺社に訪れ、TVニュースやSNSでも広く紹介されました。

《ロスフラワー》

栽培・流通過程で規格外などの理由から、まだきれいな状態にもかかわらず廃棄された花や、生花店・式場などで短期間で役目を終えたなどの理由から廃棄される花のことです。

『第1弾 東急線 花御朱印巡り』好評により、2年連続で企画を実施

当企画の第一弾参加者の皆様には、各神社や寺院を訪れ御朱印を集めていただき、多くの方が普段見過ごしていた場所に足を運び、地域の歴史や文化と触れ合う機会を持つことができました。さらに、参加者同士の交流や、地元の新たな魅力を発見するきっかけにもなり、大変好評をいただきました。
当初1年だけの実施予定だった当企画は、好評につき翌年(2023年9月16日~2024年5月6日)の8ヶ月間に期間を延ばし『東急線 花御朱印巡り第2弾』として開催しました。
第2弾実施では、東急電鉄に東急バスとの連携を加え、東急線と東急バス沿線の59寺社に参加頂きました。また、東急線18駅の窓口およびオンラインで、「特別 花御朱印専用御朱印帳」と東急線全線が1日乗り降り自由の「東急線ワンデーパス」(利用日当日限り有効)をセット販売も実施しました。
専用御朱印帳デザインは、のるるん・ノッテちゃんのイラスト入りのオリジナルデザインとなり、専用御朱印帳用の専用サコッシュ(中目黒駅で300個限定販売)を販売し、楽しみが増えました。

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