電力契約の切り替えが寺社支援につながる「きふデンキプロジェクト」始動!全国寺社観光協会が新たなご縁のかたちを提案 2025.07.04 ニュース 全国各地の神社や寺院は、地域の安心や文化の継承を支えてきた大切な存在です。しかし、人口減少や地域経済の変化により、こうした寺社の維持が困難になりつつある現状があります。そうした課題に応える新たな取り組みとして、全国寺社観光協会は「きふデンキプロジェクト」をスタートさせました。 このプロジェクトは、企業が契約している高圧電力を、協会が提携する電力会社に切り替えることで、電力料金の一部が全国の神社仏閣への寄付金として活用される仕組みです。寄付の運用と配分は全国寺社観光協会が責任を持って行い、確実に寺社へと届けます。 料金体系には「市場連動型」が採用されており、電力市場の相場が安定している時には、通常よりも安価な電力供給が可能となります。企業にとってはコスト削減のメリットがあると同時に、CSR(企業の社会的責任)やSDGsといった社会貢献の視点からも意味のある取り組みとなります。 選べるプランは2種類あり、価格変動を抑えた「フラットプラン」と、市場価格に応じて変動する「ダイレクトプラン」が用意されています。前者では最大30%、後者では28.7%の電力コスト削減が可能とされています。 「きふデンキプロジェクト」は、電力の切り替えという日常的な企業活動を通じて、文化と信仰を支える新しいご縁を創出する試みです。電力選択という行動が、地域の寺社を守る支援へとつながるこの仕組みは、持続可能な社会の実現に向けたひとつの具体的な方法とも言えるでしょう。 全国寺社観光協会では、本プロジェクトの趣旨に賛同する企業・団体との連携を広げながら、地域に根ざした寺社の未来継承に取り組んでまいります。