お寺と神社が、地域の防災・見守り・観光とITで繋がります! 2017.05.16 ニュース 大阪大学と一般社団法人全国寺社観光協会が連携 2017(平成29)年5 月15 日、大阪大学大学院人間科学研究科において「新たなつながり!お寺・神社と防災・見守り・観光 ITを用いた地域連携に関する協定・共同研究始動」について記者発表が行われました。 ここで、大阪大学大学院人間科学研究科の稲場圭信教授らの研究グループが開発した日本最大級の災害救援・防災マップ『未来共生災害救援マップ』を、災害時だけでなく、平時の「観光」「見守り」の分野でも活用することが発表されました。 一般社団法人全国自治会活動支援ネットが地域の子どもと高齢者を見守るために開発・普及を進めている、カメラ搭載のWi-Fiステーション『みまもりロボくんⅢ』の機能と技術を整備し、防災だけでなく観光、見守りの情報インフラとして共同開発するというものになります。また、新たな産官社学連携の仕組みとして、大学関係者に加えて一般市民、企業人など多様な人が登録して参加できる『大阪大学オムニサイト(OOS)』もスタートいたします。 大阪大学人間科学研究科・人間科学部サイト <プロフィール> 稲場 圭信(いなばけいしん) 大阪大学大学院教授:宗教社会学者。東京大学文学部(宗教学)卒、ロンドン大学大学院博士課程(宗教社会学)卒、宗教社会学博士。ロンドン大学、神戸大学などを経て2010年4月より現職。著書に『災害支援ハンドブック』(春秋社)、『利他主義と宗教』(弘文堂)など。宗教者災害支援連絡会世話人、専門社会調査士、専門宗教文化防災士